『龍人』ミニインディーゲーム
『龍人』という小さなヴィジュアルノベルを紹介したいと思います。RenPYエンジンで書かれたゲームです。絵もストーリーも私の作成。ヘタ 笑
ダウンロードはこちらです。
https://drive.google.com/open?id=1YZdyJz1WqLj19NRDzpHTC1dRVDU0n8sx
絵は色鉛筆。ディジタルでも描けますが、手書きは特別な雰囲気を与えると思います。Photoshopでの編集。音楽はJason Shawによるもので、Creative Commons License 3.0.を持っております。https://audionautix.com/
作成時間:二週間ぐらいです。
粗筋:主人公の二人は人の姿をした龍である。偶然出会い、過去を語る。恋愛ゲームの様子も含まれている。今回は彼女の過去について話をする。彼女は龍ではない、普通の《人》と付き合ったが、無理だった。一緒にはつらくて、本当の気持ちを抑えたり、自分の中の《龍》を隠していた。隠し切れず、別れたことと自分の気持ちについて語る。しかし、もう一人の《龍》に出会ったので、嬉しい。一緒に夜明けを迎える。
文章:
彼:ずっと待っていた。あのラーメン屋さんで。
人が行ったり来たりところを気にせずに、ずっと。
待っていた。
人のような、
人ではないような存在を。
彼:「ゆっくり話そうか。」
彼女:「うん」
近くのバーへ来た。
彼女:「色々あってね。。。あの人と付き合うなんて。。。ね」
彼女:「氷の牢獄に住んだかのように、それを壊すこと、全部を壊すことを恐れて、ずっと自分を抑えていた。
彼女:「けっきょく風邪を引いて、くしゃみをして、全部を溶かしてしまった。そう、別れた。」
彼女:「それで溺れて、もう力抜きで、どうすればいいのか迷ってて。。。」
彼女:「空か海か分からないまま、天橋立を流離い。。。」
彼女:「疲れて、翼を折りたんで、隹のように。。。」
彼:「分かる。俺も。。。」
......隹.
.......X隹。 (ここはゲームの中で「隹」の字を反映させ、二羽の鳥はお互いさまを見つめるシーンにしました。遊んでいただければ、分かると思います。)
彼:「暴れてもいい。炎を吹き出してもいい。程を超えたら、止めてあげるから。」
彼女:「いらない。静かでいい。」
彼:「ああ、そうとも」
言葉はいらない。やっと会えた自分と同じ存在と話すには。
こうして俺たちの多数目の明け方を迎えた。